女性医療保険の選び方

医療保険の選び方は、あなたがいろいろな保険商品を調べるうち、自然と身に付いてきます。まずは、私が自分なりにまとめた「医療保険の選び方のポイント」を、ご参考までに。 後はさまざまな医療保険をチェックしながら、あなたご自身の「選び方」を見付けてください。

医療保険の選び方、基本の4ポイント

医療保険の選び方の中でも重要なのが、最初にご紹介する4つの基本ポイント。保険料や保障内容など個々の条件を比較する前に、まずこれらの点を確かめておきましょう。

1.保険料が変わるか?
保険料は安くて変わらないのがいちばんですが、更新のとき保険料が年齢に応じて増額される商品は少なくありません。たとえば保険期間10年の場合、更新時に10歳増えて保険料が大幅に上がり、家計には相当の負担に。保険料の「変化を考えて計画的に」選びたいですね。
2.支払総額と戻る金額との差額はいくらか?
保険料は安くても健康ボーナスや満期保険金・配当金・解約返戻金がない商品から、保険料が高くてもいろいろなお金が戻る商品まで、保険の内容は本当に多種多彩。たとえば10年間に払うお金から戻るお金を引くなど、「実際のコストで比較」することが大切です。
3.ソルベンシーマージン比率はどのくらいか?
保険の選び方のポイントは、お金の損得だけではありません。保険会社の健全性や信頼性を裏付ける「支払余力」も重要です。それを示す指標が「ソルベンシーマージン比率※」。最近では、「1,000%」が超優良保険会社の条件ともいわれています。
※ソルベンシーマージン比率とは…
予測できない大きな損害が発生した場合でも保険金を支払う余力があるかどうかの数字で、保険会社の健全性を示す指標です。従来は200%以上あればいいとされていましたが、最近では1,000%を超える保険会社も出てきています。
4.保険のタイプと将来設計
保険料払込期間が終身払か一定年齢払済か、保険期間が一定年数の更新型か更新なしの終身型かなど、保険にはさまざまなタイプがあります。保険料金額や保障内容以外の条件も、ご自分の将来設計と照らし合わせてしっかり確認しましょう。

医療保険の選び方 〜比較する時のチェック項目〜

保険商品を比べるときに必ずチェックしたいのが、下記にまとめた11項目です。私の場合は、夫の保険に付いていた家族保障で十分にカバーできない女性向けの保障や、余裕があるなら加えたい保障などを優先的に評価しました。

商品特長
「女性特定疾病に絞り少ない保険料で手厚い保障」「女性特有の病気と5大生活習慣病を手厚く保障」など、ハッキリしているものがイイですね。目的に合うものを選びやすいし。
保険料月額
安いほうが得だし、何歳でも変わらないほうがいいに決まっていますが、最低限必要な保障内容になっているかどうかと合わせて要チェック。要はバランスの問題です。
契約年齢
何歳から何歳まで契約できるかのほかに、何歳まで更新可能かとか、更新の条件があるかないかなども大事です。ご自分の人生設計と照らし合わせて判断しましょう。
入院保障
病気で入院の場合、一般的には平均2万円ちょっとかかるとか。庶民としては2万円ぐらい欲しいですね。ただし「2日以上継続入院の場合」などの条件があるかどうかは要確認です。
手術保障
入院日額の10・20・40倍という設定が多いようです。いざというときの備えとしては、そのぐらい必要ですね。また特定手術についての割増保証や特約があるかどうかも要チェックです。
通院保障
入院や手術が終わっても、通院が長くかかる場合があります。たとえ1回1回は高額でなくても、続くとけっこうな金額になるので、しっかり備えるべきではないでしょうか。
診断保障
がんや5大生活習慣病など、特定の病気について診断されたときにお金が出るのは助かりますね。結構かかりそうなので。保険料とも相談ですが、できれば備えたいと思います。
先進医療保障
がんなどの大病が進行して命にかかわる場合は、誰だって最先端の治療を受けたいですよね。でも保険がきかないからとても高額。そんなときこの保障があれば心強いです。
★保険料の予算に余裕のある方なら検討したい項目だといえます。
高度障害保障
重い障害が残ると、仕事ができなくなって収入が減ったりヘルパーの費用がかかったりするし、生活上の行動も大幅に制限されるので、ご本人だけでなくご家族全員が大変です。
★これも、保険料の予算に余裕のある方なら付けたい保障だと思います。
リビング・ニーズ
余命6ヶ月以内などと診断された場合に、死亡保険金の一部または全額が生前給付される保障も。
あまり考えたくないことですが、とても大切なことのような気がします。
★残された時間を有意義に使いたいご本人と、精一杯尽くしたいご家族のために…。
死亡保障
病気やケガの種類など対象の範囲や、金額の程度などいろいろあるので、ご自分の必要度や保険料とのバランスなどと照らし合わせてみるといいでしょう。

かしこい保険の選び方… 自分の判断基準をハッキリと!!

迷ったり後悔したりしないためには、自分の要望や都合をよく整理し、常に「判断基準をハッキリ」させておく必要があります。基準が明確なら決断も早くなり、代理店から薦められるままに満足度の低いものを契約して後悔することもないでしょう。

1, 保障のある・なし
保障や条件の項目を「絶対必要」「できれば必要」「なくても可」の3つに分けておく。
2, 保障の金額と適用の範囲
希望する保障の項目について、金額と適用の範囲を決めておく。
3, 保険料の予算
毎月払う保険料についても、家計に無理のない設定で予算の範囲を決めておく。

さぁ、ここまで来ると「保険の選び方のポイント」が見えて来たでしょ?後はあなたの腕次第、というか小さな努力の積み重ね次第です。

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